石切神社(石切劔箭神社)|でんぼの神さんとお百度参り、石切回廊のソフトクリーム【東大阪市】

日常

東大阪市の石切神社に行ってきた。正式には石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)という。

「石切さん」「でんぼの神さん」の名前は前から知ってたけど、実際に参拝したのは今回が初めてや。

神社だけのつもりが、鳥居の前の新しい施設でソフトクリームを食べ、参道商店街まで歩くことになった。

石切神社前の交差点と大鳥居
交差点の名前がそのまま「石切神社前」。白い大鳥居が目印

【2026年9月21日 追記】2回目はPCXで来た。今回は参道の商店街を歩いて、お食事処わかばの「七味マヨじゃが」を食べた。


バイク・自転車は神社裏の駐車場に無料で停められる

PCXは神社裏の駐車場に停めた。バイクと自転車は無料や。

駐車場ゲート横のバイク・自転車の案内
ゲートの横に「バイク 自転車」の案内。ここの隙間から入る

車用のゲートの横に隙間があって、そこから入っていける。

ただ、バイクを停める場所ははっきり書いてない。車の駐車枠の端のほうに停めさせてもらった。

駐車料金の看板
車は1時間以内300円、以後30分ごとに100円

「でんぼの神さん」石切劔箭神社

御祭神は饒速日尊(にぎはやひのみこと)と、その御子の可美真手命(うましまでのみこと)の二柱。

社号の「石切劔箭」は、御祭神の御神威が固い岩をも切り裂き、貫き通すほど偉大な様子を表したものやという。

関西では「でんぼの神さん」で通っている。でんぼは関西弁で腫れ物のことや。

ただ神社の説明では、この「でんぼ」は本来「伝法」やといわれているらしい。

石切劔箭神社の絵馬殿
絵馬殿。門も兼ねていて、額には「石切宮」とある

この絵馬殿は昭和35年の造営。左右には弓を手にした随身像が納められていた。

ちなみに境内にはお手洗いの案内も出ている。子ども連れでも安心して回れる。

絵馬殿には、御霊験を伝える額も奉納されている。これがなかなか強烈やった。

石切劔箭大神御霊験と書かれた奉納額
「石切劔箭大神御霊験」の額。昭和36年3月の奉納

大正7年に悪い病気にかかり、手術しても治らず「生命を取るしかない」と宣告された人の話が書いてある。

石切劔箭大神を念じて一週間お参りしたところ、病痕も跡形なく消えたという内容や。


全国的に有名な「お百度参り」

この神社といえばお百度参り。拝殿の前に、どっしりした百度石が据えられている。

神社の案内によると、お百度参りの手順はこうなっている。

  • 鳥居前で一礼し、手水舎で手を清める
  • 御本殿前で二礼二拍手一礼
  • 御本殿前と百度石の間を往復してお参りする
  • 最後にもう一度、御本殿前で二礼二拍手一礼
  • お百度紐は、賽銭箱の左にある奉納箱に納める

おもしろいのは回数の決まりで、「百回でなくても結構です」と神社側が書いていること。

好きな回数を決めて、心を込めてお参りしたらええらしい。無理をさせん考え方がええなと思った。

石切劔箭神社の拝殿
拝殿。御神燈がずらりと並んでいて迫力がある

平日の昼間やのに参拝の人が途切れへん。それだけ信仰を集めてる神社ということや。


神馬と、親子の牛

境内には青銅の神馬像。その先に、親子の牛の像が並んで立っている。

親子連牛像辞の石碑
台座の「親子連牛像辞」。建立は昭和60年1月26日

台座に由来が刻まれていた。石切の郷では昔、働く牛をねぎらう行事があったらしい。

日頃、農耕や運搬で働く牛の労をねぎらい、紅白の錦や刺繍で飾り立てて社頭に集めたという。

そこで祭りを行い、五穀豊穣を祈った。その故事にちなんで、丑年の昭和60年に彫られた像や。


水神社の池が、亀だらけやった

石切劔箭神社の水神社と池
池の中の島に鳥居と社。手前の石をよう見てほしい

境内の池に浮かぶように水神社が建っている。祭神は罔象女神と天水分神の二柱。

水神社の説明板
水神社の説明板。例祭は7月2日

説明板によると、河内の農業にとって雨は大切なもので、祈雨・祈晴の祈りが絶えることはなかった。

天水分神は「みくまり」が「みこもり(御子守)」に通じることから、安産・子育ての神としても信仰されるようになったという。

で、その池がすごい。石という石に亀が甲羅干ししてる。数えるのがアホらしくなる数やった。


願いを託す「祈り亀」と千羽鶴

祈り亀の説明板と、陶器の亀が並ぶ祠
小さい陶器の亀がびっしり並んでる

境内には、小さい陶器の亀に願いを託す場所がある。説明板にはこう書いてあった。

願い事を書いて亀のお腹の中に納め、神霊池に放す。祈り亀は静かに祈りつづけてくれる、と。

祈り亀は、授与所か崇敬会館で授けてもらえるそうや。

千羽鶴納所
千羽鶴納所。色とりどりの千羽鶴が掛かってる

千羽鶴を納める場所もあった。病気平癒を願う人が多い、でんぼの神さんらしい光景や。


鳥居の前の「石切回廊」でソフトクリーム

石切回廊の外観
石切回廊。木を使った落ち着いた造りで、緑に囲まれている

鳥居のすぐ前に「石切回廊」という施設がある。2022年7月にオープンした木造2階建てや。

「健康・食・癒やし」がコンセプトで、近畿大学建築学部の学生が企画から関わったらしい。

中はミニフードコートみたいな造りで、何店舗かが並んでいる。公式サイトによると入っているのはこの6店。

  • お百度カフェ(軽食・喫茶)
  • 公楽軒(甘栗・栗せんべい・ソフトクリーム)
  • つるぎ屋(餅・和菓子)
  • 一休(すり身の天ぷら・プチカステラ)
  • BANA&BANA(スムージー・フルーツドリンク)
  • calm(アロマオイル・精油)

「つるぎ屋」は神社の社号(劔箭=つるぎや)から取った名前やろな。ここでソフトクリームを買った。

冷房の効いた館内でいただく。この日の暑さには効いた

参拝で汗をかいたあとに、冷房の効いた店内で食べるソフトクリーム。これがえらいうまい。

つるぎ屋のソフトクリームのメニュー
つるぎ屋のソフトクリームのメニュー(2026年9月)

2回目に来たとき、つるぎ屋のメニューを撮ってきた。ソフトクリームは500円からや。

  • バニラ/バニラ抹茶/抹茶 各500円
  • ブレンドソフト(好きなフルーツか野菜をバニラと混ぜる)700円
  • つるぎ餅ソフト 750円
  • 昆虫ソフト(イナゴ・蜂の子)650円
  • プリンソフト/コーヒーゼリーソフト/西尾抹茶ゼリーソフト 各600円
  • フロートドリンク 各600円

昆虫ソフトは、オープン以来の人気メニューらしい。

ここが親切やなと思ったのは、休憩する側の設備がちゃんとしてるところ。

  • テーブルに口を拭くペーパータオルが置いてある
  • アルコールも完備
  • 館内にトイレがある
石切回廊の外の芝生
外は芝生。ここに座って食べるのも気持ちよさそう

外に出ると芝生が広がっていて、景観がええ。涼しい季節やったら、外で食べるほうがよさそうや。

※店ごとに営業時間と定休日が違う。お百度カフェは公式サイトで10:00〜17:00(L.O.16:30)、水曜と各月2回目の火曜が休みとなっている。ほかの店は現地か公式サイトで確認を。


石切参道商店街の「おでん」は次回の宿題

石切参道商店街の通り
石切参道商店街。細い道の両側に店がびっしり並ぶ

神社から駅に向かう坂道が石切参道商店街。占いの店、陶器屋、食べ物屋がずらっと並んでいる。

その中で気になったのがおでん。あちこちの店先で、丸い鍋がぐつぐついってる。

そのおでんが、ただのおでんやなかった。看板を読んで納得した。

石切のおでんには、切り身が入っていない。これには理由がある。

でんぼの神さんに病気平癒を願って来る人に、「体を切る」ことを想起させんようにという配慮や。

それを100年以上続けてきた。看板の「百年以上守り 受け継いだ味わい」はそういう意味やった。

「石切のおでん」は文化庁の100年フードに認定されている(令和6年度・近代の100年フード部門)。

明治・大正に生み出された食文化、という区分や。商店街には丸鍋で炊く店が何軒もある。

この日はソフトクリームで満足してしもたので、商店街の食べ歩きは次回にまわした。次は絶対おでんを食べる。


お食事処わかばの「七味マヨじゃが」300円

石切参道商店街
石切参道商店街。この日も人が多かった

2回目は参道の商店街をゆっくり歩いた。活気があって、歩いてるだけで楽しい。

お食事処わかばの店構え
お食事処わかば。店先で石切おでんを炊いてる

寄ったのは「お食事処わかば」。店先に、皮をむいたじゃがいもがずらっと並んでる。

店先に並んだじゃがいもとおでんの鍋
皮をむいたじゃがいも。奥はおでんの鍋
七味マヨじゃがのポップ
「ココでしか買えません!! 今話題の七味マヨじゃが」

マヨじゃがを300円で買った。上から自家製の七味マヨをかけてもらう。

七味マヨがかかったじゃがいも
七味マヨじゃが。300円

じゃがいもはホクホク。味もほどよくしみてる。

割ったマヨじゃが
中までホクホク

七味は自家製で、日によって辛さや香りが変わるらしい。その変化も魅力やと思う。

普段よく食べる七味より唐辛子が効いてて、辛かった。だが、それがいい。

辛いのが苦手な人は、普通のマヨにしてくれるよ。

店内でも食べられる。食べ歩きするなら、食べたあとの容器を入れる袋をくれるのがありがたい。支払いは現金のみや。

わかばのおでんの鍋
おでんもぐつぐつ煮えてる

店先ではおでんもぐつぐつ煮えてた。味がしみてそうやった。今回もおでんはお預け。

参道には、ほかにも気になる店がある。生田屋のよもぎ団子とよもぎそば、シェ・アオタニの餅入りどらやき。次回のお楽しみや。


基本情報

神社名石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)/通称 石切さん
御祭神饒速日尊・可美真手命
御神徳でんぼ(腫れ物)・病気平癒
所在地大阪府東大阪市東石切町1丁目1番1号
電話072-982-3621
参拝境内は24時間開放・参拝は無料
授与所御本社 8:00〜16:30(上之社 8:00〜16:00)
御加持・御祈祷受付 9:00〜11:30/13:00〜15:30
駐車場最初の1時間300円、以降30分ごと100円
南駐車場は24時間、北駐車場は4:00〜19:00
バイク・自転車は無料(神社裏の駐車場。ゲート横の隙間から入る)
アクセス近鉄けいはんな線「新石切」駅、近鉄奈良線「石切」駅

お百度参りは、12月31日22:00から三が日の間はできない。神事の時間帯も踏めないことがあるとのこと。

施設名石切回廊
所在地大阪府東大阪市東石切町1丁目5-24
オープン2022年7月1日
店舗お百度カフェ/公楽軒/つるぎ屋/一休/BANA&BANA/calm
駐車場専用駐車場なし
店名お食事処わかば
住所大阪府東大阪市東石切町1丁目7-58
支払い現金のみ
七味マヨじゃが300円(2026年9月)

※由緒・御祭神は神社の公式サイトと境内の説明板、店舗情報は各公式サイトによります。営業時間は変わることがあるので、行く前に確認してください。


まとめ

名前だけは知ってた石切さん。行ってみたら、参拝の熱気と、亀と、参道の商店街で一日いけるとこやった。

神社の前の石切回廊は、冷房・トイレ・芝生がそろってて、休憩場所としてかなり優秀やった。

2回目は、参道でわかばの七味マヨじゃが。自家製の七味がピリッと効いて、300円で満足できた。

宿題はまだ残ってる。切り身の入らん石切おでん、それに生田屋のよもぎ団子とシェ・アオタニのどらやき。次も参道を歩く。

同じ東大阪市やと、生駒山の麓に建つ枚岡神社にも行ってきた。こっちは春日大社の元宮という古社や。

(2026年10月 追記)参道商店街をさらに上へ登ったところにある「日本で三番目」の大仏さんと、見晴らしのいい東石切公園のことは、石切大仏と東石切公園の記事に書きました。

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