大東市の野崎観音に行ってきた。バスで「野崎観音前」に降りて、そこから石段を登る。
お寺というより、ちょっとした山登りやった。おかげでええ運動になった。
あと、線香のあげ方が分からんくて現地で固まった。同じことで迷う人がおると思うので、そこは写真つきで書いてる。

参道はゆるい坂から始まる
バス停から参道に入ると、もうそこそこの坂。石畳が続いてて、両側に古い家が並んでる。

途中に喫茶店があった。「観音下(かんのんした)」という店で、この日は残念ながら休み。

黒板を見たら金・土・日・月の8:00〜16:00やった。行くならこの曜日を狙うしかない。次回は絶対入る。
古民家の前にレトロな置物が置いてあったりして、歩いてるだけでも飽きひん。

自転車は停められそうやった
登る手前の入口付近に、自転車を停めるスペースがあった。

正式に停めてええのかは分からんかったけど、けっこうな台数が停まってた。田舎は寛容やなと勝手に決めつけてる(笑)
石段がしんどい。でもそれがええ
石柱をくぐると、いよいよ石段が始まる。


段数はそこそこある。踊り場みたいなところで何回か区切られてるので、休みながら登れる。


真夏に登ったせいもあって、途中でしっかり汗をかいた。運動不足の身にはちょうどええ負荷やった。
登りきってから振り返ると、これがなかなかの高低差。

山門をくぐって境内へ

野崎観音は正式には福聚山 慈眼寺という曹洞宗のお寺。本尊は十一面観音。
開いたのは行基で、1300年ほど前の話らしい。
境内には石像が立ってた。横の石柱に「行者神変大菩薩」と刻まれてる。

これは役行者(えんのぎょうじゃ)。修験道の開祖で、神変大菩薩は江戸時代に贈られた名前。
山と一緒に祀られることが多い人や。裏に飯盛山があると思うと、なるほどなという気がする。
毎年5月1日から8日の「野崎まいり」は江戸時代から続いてる行事で、参道に200軒以上の露店が並んで30万人が来るそうな。
(2026年8月26日 追記)その野崎まいり、本来は專應寺の太子堂に詣でてから、北のここへ向かうのが一般的な道筋やったらしい。順番を間違えてた。

手水の龍と、樋を受ける水盤
手水舎で手を清める。龍の口から水が出るタイプやった。


思ったんやけど、口から水を出すのって世界共通やな。ヨーロッパの噴水も大体そうやし。
あと、屋根の樋から落ちてくる水を受ける石の水盤があって、これがやたら立派やった。


ただの雨水の受け皿なのに、ちゃんと彫刻がしてある。こういうとこに手を抜かんのがお寺やなと思う。
線香のあげ方が分からんかった
ここからが今回いちばん悩んだところ。本堂の前にお線香とローソクが置いてある。

札には「ローソク 二十円/お線香 二十円 ※代金は賽銭箱にお納めください」と書いてある。
10円玉を持ってなかったので、100円を賽銭箱に入れてお線香をもらった。
あとで気づいたけど、これはお釣りが出る仕組みやない。賽銭箱に納める形なので、多めに入れても何の問題もなかった。
火はガラス扉の中のローソクからもらう
横にガラス扉のついた箱があって、中でローソクが灯ってる。ここから火をもらう。


扉を開けて、お線香の先をローソクの火に近づける。

で、香炉に立てる。これで合ってるんかなと思いながらやったけど、あとで調べたら合ってた。

調べて分かった正しい手順
同じように迷う人のために、あとで調べたことを書いておく。
- ローソクの火からお線香に火をつける(ライターで直接つけるのは避けるのが作法)
- お線香の火は息で吹き消さない。手であおぐか、すっと下に引いて消す
- 香炉に立てる。曹洞宗は真ん中に1本
つまり火をもらうところは正解やった。気をつけるとしたら消し方くらい。
この3つさえ知っておけば、初めてでも堂々とあげられると思う。
屋根の下が犬張り子だらけ
本堂のまわりを見上げたら、屋根の下に犬張り子がびっしり吊るされてた。

犬は安産の象徴やから、そのお願いやと思う。それにしてもすごい数や。
ちなみに境内にはこんな看板もあった。

犬張り子だらけの寺で、本物の犬にはやんわり注意という並びが、ちょっとおもろかった。
寄進瓦納所と、静かな庭
境内を歩いてたら「寄進瓦納所」と書かれた小屋があった。

屋根の修復のために寄進された瓦を納めておく場所らしい。こういう仕組みがあるのを初めて知った。
奥には池と庭がある。小さい滝が落ちてて、緑が水面に映ってた。

登りきったあとにちゃんと休める
境内は高台にあるので、大阪平野が一望できる。ここまで登ってきた甲斐がある景色やった。

あと大事なこと。上には自販機がちゃんとある。

石段を登りきったら絶対に喉が渇くので、これは正直ありがたい。喫煙所もあった。私は吸わんけど。
屋根つきの休憩スペースもあった。木の縁台が並んでて、日陰で座れるようになってる。

入口の竹垣に流木の看板が掛かってた。崩し字で読みにくいけど「庵」の字が見える。

参拝した人が一息つくための場所やな。
境内から南條神社へ
境内の並びに南條神社がある。お寺と神社が地続きになってるのが日本らしいところ。


ハイキングコースの入口になってる
境内から飯盛山のハイキングコースに出られるようになってた。道標が立ってる。

案内図もあって、コースごとの時間まで書いてあった。

| 竹林コース | 上り 約50分/下り 約60分 |
| 絵日傘(七曲り)コース | 上り 約80分/下り 約50分・約3.5km |
| 南尾根コース | 上り 約100分/下り 約70分・約4km |
飯盛山は標高314m。山頂は飯盛城跡で、三好長慶の居城やった大阪府最大級の戦国山城らしい。

ただし案内図に注意書きがあった。「南尾根コースは倒木のため黒獅池付近が通行困難」とのこと。行くなら他のルートを選んだほうがよさそう。

お寺の参拝とセットでハイキングに入れるのは、スタート地点としてかなりええと思う。
今回は入口を見ただけやけど、旅の安全を祈願しておいた。
下りたら田園風景が広がってた
石段を下りて少し歩くと、田んぼが広がってる。大阪から少し外れただけでこの風景。

このあたりでは、街角にこんなポストがあちこちに立ってた。

スーパーのだし巻きサンドで生き返った
下りてきた頃には、暑さとスタミナ切れでへとへとやった。
ちょうど野崎の交差点に地域密着型のスーパーがあったので、迷わず入る。

買ったのは、だし巻き卵のサンドイッチとホットコーヒー。


このだし巻きがかなりボリューミーで、パンからはみ出さんばかりに厚い。甘めのだし巻きとパンが合う。
冷房も効きすぎず程よい感じで、座ってるうちにちゃんと回復した。
石段で消耗したあとにこれは効く。参拝とセットでおすすめしたい。
次は坐禅をやってみる
調べてたら、野崎観音では坐禅・写経・ヨガが体験できることが分かった。
| 坐禅会 | 毎週日曜 8:00〜9:00 坐禅/9:00〜10:00 お話とお茶 志納金500円 |
| 心経会(写経) | 毎月18日(1月のみ14日)13:00〜14:00過ぎ 志納金500円 |
| お寺でヨガの会 | 毎週金曜 10:00〜(約70分) 会費800円 |
どれも予約不要で、直接行けばOK。持ち物も手ぶらでええらしい。
坐禅は初めての人には座り方の説明が20分あって、そのあと本堂で20分坐るだけ。
棒で叩かれるイメージがあって身構えてたけど、どうやら怖いもんではないみたいや。
次に来るときは坐禅をやってみる。体験したら記事にする。
基本情報
| 寺名 | 福聚山 慈眼寺(野崎観音) |
| 宗派 | 曹洞宗 |
| 本尊 | 十一面観音 |
| 住所 | 〒574-0015 大阪府大東市野崎2丁目7-1 |
| 電話 | 072-876-2324 |
| 受付時間 | 9:00〜15:30 |
| 拝観料 | なし(門は常時開いている) |
| アクセス | JR学研都市線「野崎駅」から参道商店街を通って徒歩約12分/近鉄バス「野崎観音前」下車すぐ |
| 公式サイト | https://www.nozakikannon.or.jp/ |
※料金や開催日は取材時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ
石段はしんどいけど、登りきったときの見晴らしと達成感がちょうどええ。運動がてら参拝するのに向いてる。
線香のあげ方さえ知っておけば、初めてでも迷わずお参りできる。
喫茶「観音下」と坐禅、それに飯盛山。宿題を3つ残してきたので、また来ることになりそうや。
(2026年8月26日 追記)参道の途中に野崎まいり公園という休憩所がある。縁側が無料で使えて、野崎まいりと飯盛城跡の展示もある。登る前に寄ると予習になる。


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